(渓流釣り)初心者がアマゴを釣るまでの記録(日高川・寒川)

(渓流釣り)初心者がアマゴを釣れるまでの記録(日高川・寒川)

家の前を流れる川にはアマゴ・アユが住んでいます。3月1日 アマゴ釣り解禁日になると、多くの釣人がアマゴを求めて登っていきます。そんな川を毎日眺めていると、釣ってみたくなってきました。思っていたより釣るのは難しく大変でしたが、釣れるまでの過程をまとめみたいと思います。

近藤雄一

はじめるきっかけ

2015年に釣り名人に、渓流釣りに連れて行ってもらったことがあります。釣り名人の言う場所に投げれば釣れるのですが、自分で投げてもなかなか釣れなかったことを覚えています

その後、釣具屋さんで、竿・糸・目印・おもりなどは購入していました。仕掛けを作るのが難しく、特に糸が想像以上に細いので、結ぶのも一苦労です。その後、数回チャレンジしましたが、ほとんど釣れず断念していたのでした。

2021年2月27日、3月解禁目前になり、周りで釣りの話をしているのが、聞こえてきました。なんだかみんな楽しそうです。アマゴは冬は禁漁期間になっており、3月1日〜釣りを始めることができるのです。これを「解禁」と呼んでいるのです。

1回聞いたぐらいなら、始めようという気持ちにならなかったかもですが、何人もが話をしているので、毎回アマゴのことを考えてしまいます。そして、家の前の川を眺めるとますます釣りたい気持ちになってきます。

気がついたら、遊漁券を扱っている「川漁師なおべさん」に電話していましたw 釣りをするには、河川を管理している漁協が発行している遊漁券を買う必要があるのです。

(1日目 午前)遊漁券・いくらを手に入れて、仕掛けを作る

3月1日、早速、遊漁券を手に入れました。また、餌となるいくらも購入しました。いくらを食べるとはアマゴもリッチですね〜 竿・仕掛けは持っているので、これで準備万端です。

いくら
いくら(アマゴのエサ)

遊漁券
アマゴの遊漁券

釣れるかもしれないワクワクの気持ちでしたが、釣れるのか分からないので心配な気持ちもあります。仕掛けの作り方は、まったくわからないので、Youtubeで井上聡さんの番組で教えてもらいました。太いひもを使って、分かりやすく結び方を教えてくれます。

最初は、結び目を減らすために、天井糸と水中糸はまとめて一本にしました。本当は天井糸は、水中糸よりも強い・太い糸の方がいいようですが。

(1日目 午後)早速釣りに出かける

なんとか仕掛けが完成しました。準備ができると、早速釣りに行きたい気持ちになります。ワクワクが止まらない状態です。

とはいえ、どこで釣れるのかもよくわかりません。分からないのに遠くに行くわけにもいかないので、まずは家の前でチャレンジです。いい川の流れがあるものの、魚は見えないので、いるのか分かりません。とりあえず、投げてみます。いい感じで目印が流れていくので、仕掛けは良さそうです。

アマゴ釣り
アマゴ釣りの様子(4月中旬の様子)

この写真は、4月中旬のアマゴ釣りの様子です。こんな感じで釣っています。網もビク(魚を入れるケース)もバッチリ持っています。(1日目)実際は、竿一本で、(釣れると思っていないので)魚をいれるスーパーの袋さえもっていませんでした。

しばらく投げてみますが、まったく反応もなく、アタリもありません。アタリとは、魚が針を加えた瞬間の事で、目印が下にクイッと動くことをいいます。この瞬間に竿を上げることで、魚にハリが食い込むのですね。この瞬間を逃すと、バレて逃げられてしまうのです。

流す場所が悪いのか、流し方が悪いのか、エサの付け方が悪いのか、そもそもここにアマゴがいないのか。疑問だらけの1日目でした。

(2日目〜5日目)まったく釣れない1週間

その後も、朝の時間・仕事終わりの時間にチャレンジしますが、まったく釣れない日々が続きます。毎日、一つでも学びを深めようと、試行錯誤です。夕食の後は、Youtubeで「渓流釣り」「アマゴ釣り」で検索して、魚がいそうな場所を学びます。ここでも井上聡さんの番組を中心に見ました。

まだ釣れていませんが、動画で釣れるシーンばかり見ているので、もう釣れた気分です。

毎日、釣り名人にも報告を行い、アドバイスをもらいます。もう釣れるまで何としても頑張りたい気持ちです。

実に、6日間連続0で、なんの魚も釣れません。ウグイやハイなど、他の魚さえ釣れなかったのは、どうしてなんだろう。やはり流し方が悪いのでしょうか。

(6日間目)初めての魚影を発見!釣れた!

釣りをして登っていると、7日間目にして、初めて魚影を確認しました。割と流れが緩やかですが、深めの淵になっている場所です。興奮して釣ろうと思ったのですが、ちょうど木の枝に仕掛けを引っ掛けてしまい、仕掛けが壊れていますwまずは家に戻り、仕掛けを作り直し、再度チャレンジです。

まだ魚影があります。それも、たくさんの魚です。投げてみるが、反応なし。もう少し深くにいるようです。深めに入れてみると、アタリがきました。

はじめて釣れた魚

釣れました!初めての魚です!!
まだ釣れるかもしれない、早速次も釣ります。もう一匹釣れました。

ここで冷静に気づきます。模様が違う・・アマゴ独特のパーマークがないぞ。そうなんです、これはウグイという魚らしいです(後で川をあがって聞きました)

でも既に釣ってしまっているし、川に戻すわけにもいかない。スマホで調べてみると、ウグイの味「美味」と書いてます、おー食べられるんだ!一方で、周りの人に聞くと、ウグイは美味しくないと言います。ちょっと怖いけど、食べてみることにしました。

後から聞いた話ですが、アマゴは繊細な魚らしく、魚影はなかなか見えないそうです。上空から狙われないようにしているのですね。

ウグイの塩焼きを食べる(美味しい)

ウグイの塩焼き

ウロコと骨は多めで食べにくさはありましたが、身はふっくらで、たんぱくな味わいで、たしかに美味でした!美味しい!アマゴの味わいに似ているので、目をつぶって食べれば、アマゴを食べている気がします笑

でもアマゴはもっと美味しいはずだと、気持ち新たに頑張ることにしました。

(7日目)ついに!!!

再びアマゴ釣りにチャレンジです。昨日は釣れなかった場所ですが、アタリが!しかも昨日のような流れがゆるやかな場所ではありません。キターーー!!!模様もパーマークが見えました!!アマゴです!!!

初めて釣れたので、当然慌てます。陸地を探しますが、ありません。袋を取り出します。が、その時、『ポトン』。なんと落ちてしまいました。川が浅いので、追いかけますw 一瞬で見えなくなりました。こうしてアマゴは幻となりましたw

(8日目)今度こそ

アマゴ釣りは、朝・夕が釣りやすいらしく、これを「朝マヅメ」「夕(ゆう)マヅメ」と言うと釣り名人は言います。アマゴがエサを積極的に食べるので、アマゴの活性が上がる、ともいうそうだ。釣り用語は独特なものが多いなあと感じました。

朝一早起きして、早朝を攻めることにしました。泡立つ流れの後にある深く落ち込んでいる淵です。Youtubeで学んだことを活かすならば、ここしかないという場所です。釣りやすい場所です。

そうするとアタリが!!!今回は袋を取り出すのも早いし、そもそも陸地があるので逃げられる心配もありません。ついにアマゴが釣れました。しかもその後1匹つれたので、合計2匹です。8日目にして、念願のアマゴを釣り上げました!!

釣り上げたアマゴ

まとめ

アマゴを釣れるまでの8日間をまとめてみました。釣れるまでは本当に川にアマゴがいるんだろうか、と疑心暗鬼になることもありましたが、なんとか釣る事ができました。釣れるまでかなり時間がかかりましたが、一つずつ成長できたと思います。これから釣りを始める人の参考になれば嬉しいです。