和歌山県で聖火リレーを走ってきました

和歌山県で聖火リレーを走ってきました

2021年4月9日(金) 聖火リレーの和歌山1日目 御坊にて、聖火ランナーとして走らせて頂きました。聖火を繋ぐ貴重な経験をさせて頂くことができました。聖火ランナー目線の聖火リレーの様子をお伝えします。

近藤雄一

聖火ランナー ユニフォームを受け取る

和歌山県 御坊市の聖火リレーは、2021年4月9日(金) 16:30〜16:58に実施されました。聖火ランナーは、御坊市民会館に(2時間前の)14:30に集合となりました。

受付で、体調管理チェックシート(2週間分の体温測定・体調不良の情報を記した用紙)と身分証明書を提示しました。そして、ここでユニフォームを受け取ります。

聖火ランナーのユニフォームを受け取る

聖火ランナーのユニフォーム

上下ともに白を基調とした、シンプルなデザインながら、とてもカッコいいユニフォームでした。

トーチがカッコいい

当日オリエンテーションの会場には、本物のトーチが置いてありました。いろんな光を放つトーチはかっこよく、特にエンブレム部分もカッコいい!と感じました。

聖火のトーチを持つ
トーチのエンブレム

当日オリエンテーション

聖火ランナーのユニフォームに着替えた後は、聖火リレーのオリエンテーションがありました。事前に、(メールで頂いた)事前のオリエンテーション映像を見ていたので、ここでは特に重要な点だけを説明を受けます。

例えば、ランナーを補助してくれるスタッフの方がいて、「ペースを落として」「ペースを上げて」など指示を頂きます。「これには声で返事しなくてもいいよ」と教えてもらっていましたが、後で自分の映像を見るとバッチリ返事をしていました笑 ”カメラ・沿道だけを意識して走ればいいので”と教えてもらっていましたが、なかなかに難しかったですw

トーチキスを考える

前後の人と聖火の火を繋ぐことを”トーチキス”と言います。前後のランナーが誰なのか、当日に知ることになるので、もちろんトーチキスも直前に考えることになります。

トーチキスのお手本は、事前のオリエンテーション映像で見ていたので、イメージは湧いていますが、実際にうまくできるのかは不安でしたw

当日のオリエンテーションでは、2020ポーズ・これまでのトーチキスの例などを教えてもらいます。

しかも1回ではなく、2回あるんですよね。トーチキスを受ける方、トーチキスで渡す方と2回です。

前の人は、中学生ランナーで、どんなポーズやる?と聞くと、2020ポーズをやろうと考えているという話でした。早速、練習してみます。走ってくる方が右、受ける方が左に立ちます。スタッフの方のお手本を思い出しながら、2020ポーズをやってみると案外簡単にできました。

トーチキスの際、「トーチのエンブレムが前に出るようにする事」「顔が隠れないようにする事」を意識して覚えました。特に両手でトーチキスをすると、トーチで顔が隠れてしまうので、意識しながら練習を行いました。

後の人とは、(覚えるのが簡単な)足と手を大きく開くポーズにしました。

緊張はしながらも高い集中力で覚えることができました笑

いよいよ会場へ向かいます

会場から大きな拍手で送り出してもらい、いよいよ聖火ランナー用のバスで会場に向かいます。

聖火ランナーバス

バスの車内には、たくさんのトーチが置いてありました。

たくさんのトーチ

聖火リレー会場に到着

会場に到着すると、想像以上にたくさんの人が待ってくれています。この会場の雰囲気に聖火ランナーの気持ちも高揚してきます。

聖火ランナーバスの後ろにはコカコーラの巨大バスがあり、DJ風の実況で会場を盛り上げてくれています。「Ladies and gentlemen、御坊市のみなさん〜、聖火がいよいよここ御坊市にやってまりいました。」のような感じでした。

あと、コカコーラのスタッフが円陣を組み、テンションを上げています。聖火ランナーよりも明らかにテンションが高い様子だったため、聖火ランナー陣はこれに負けていらないなあという雰囲気になりました笑

そして、先にスポンサーの車が行ってくれて、みんなで会場を盛り上げてくれます。

聖火リレースタート

そしていよいよ聖火リレーが始まります。第1走者を送り出し、聖火ランナーバスは先を走ります。スタートポイントで続々と聖火ランナーが降りていき、いよいよ私の走る第4走者ポイントに到着します。

事前オリエンテーション映像では、バスを降りた所から手をふることになっていました。恥しがらずに手を振れるかなと思いながらも、沿道の人に手を降ってみたり、スポンサーのスタッフに手を振ってみるとこれがなかなか楽しい。

トーチを改めて見ると、カッコいい!!太陽光に反射しながら一層輝いて見えます。

トーチが輝く

沿道の人もトーチも見たいこともあり、たくさん写真を頼まれます。

沿道で写真を頼まれる

聖火ランナーがなかなか見えないので、いつ始まるのかドキドキしながら待ちます。
スポンサーの車が先導してからしばらくして、NHKの撮影者とランナーが見えました。いよいよです。

1回目のトーチキスです。2020ポーズをやりました。少し最後の足の0が大きすぎたかもしれませんが、しっかりポージングできました。いよいよ走ります。

トーチキス

沿道には絶えず人がいてくれたので、手を振りながら、走ります。たまにNHKのカメラに向かっても手を振ります。両親も来る予定でしたが、県外から家族も応援に入ることはできないルールになっていたため、断念しました。ライブ映像を見てくれているため、NHKのカメラに向かって手を振りながら走ります。

聖火リレースタート
聖火リレー走り出す直前

あっという間に次のランナーが見えてきます。2回目のトーチキスです。

トーチキス2回目

また、和歌山に来て6年になるのですが、地域おこし協力隊として活動した事や自営業を始めたことを振り返りながら、寒川(そうがわ)・日高川の人への感謝を込めて、走りました。

走っている時間は、スローモーションのように感じる時間でしたが、あっという間に終わるという不思議な感覚でした。それだけ濃密な時間だったのでしょう。

聖火リレーが終わってから

聖火ランナー回収バスに乗り込み、次々とランナーを迎えます。終わってホッとしたのか、現実に戻ってきた感じがしました。緊張感もあったので、解放された感覚です。皆さん充実した笑顔とホッとした顔になっています。

あっという間にゴール地点の日高高校に到着しました。そして、御坊市民会館に戻ります。
ランナー共々、「楽しかった」「あっという間だった」という話をしながら戻りました。

御坊市民会館では、聖火ランナー全員で集合写真を撮り、その後にNHKのインタビューを受けます。その後、地元の記者の方に取材を受けました。

聖火リレー翌日

Youtubeで「聖火リレー 御坊」と検索すると、当日の様子を撮影してくださっている方がいました。第2走者の地点で、聖火リレーの全体がよく分かります。聖火ランナーの前後はこんな感じになっていたのですね。

両親もこの映像も見て、当日の聖火リレーの様子を体感できたと言っていました。こういったライブ感ってとても大切ですね。

終わりに

一人あたり200mおよそ2分間というわずかな走行時間ですが、1万人の聖火ランナーの想い・沿道の応援が詰まっていくと考えると、聖火の火がとても大切な火に感じます。この聖火の火がオリンピックを盛り上げてくれることでしょう。

【2日間】和歌山の聖火リレーが楽しみなので調べてみた【2021年4月9~10日】