ソフトバンクから楽天アンリミットへの乗り換えについて詳しく教えてください【まとめ】

大手キャリアと楽天モバイルの料金比較

お客さま

普段はソフトバンクを使っているのですが、スマホの料金を下げて節約したいため、楽天モバイルの楽天アンリミットへの乗換えを考えています。詳しく教えてください。
楽天アンリミットは、2980円の1プラン料金が魅力で、(先着300万名まで)1年間無料となっているので、試しやすいのが特徴です。ソフトバンク・ワイモバイルの料金と比較するのも大事でしょう。それでは詳しく見ていきましょう。

近藤雄一

公式サイトを確認する

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)を見てみる

ソフトバンクから楽天アンリミットへ乗換えるには?【乗り換え手順】

まず、楽天アンリミットのエリア等の特徴を知り、ソフトバンクと比較した上で、(次の手順で)乗り換えを検討していきましょう。

  1. 楽天回線エリア・パートナー回線エリアを確認する(圏外は大丈夫?)
  2. ソフトバンクと楽天アンリミットとの料金比較
  3. 乗り換え方法を検討する(新規契約かMNPか)

(1)楽天アンリミットのエリアを確認しよう

楽天アンリミットは、楽天回線エリアと(パートナーである)AU回線エリアがあります。楽天モバイルの自社回線は、エリアがまだまだ広くないため、一時的にAU回線を借りているわけですね。

まずは、(自分の生活圏が)どちらのエリアに該当するのか確認しておきましょう。濃いピンクが「楽天回線エリア」で、薄いピンクが「パートナー回線エリア」となっています。

参考 通信・エリア楽天モバイル

楽天モバイルエリア楽天アンリミットのエリア確認

楽天アンリミットのエリア・基地局に関する情報は、以下の記事も参考にしてください。圏外にならないか一番気になる所ですね。

楽天モバイルエリア楽天アンリミットのエリアを確認しよう【圏外は大丈夫?】

(2)ソフトバンクと楽天アンリミットの料金比較

ソフトバンクと楽天アンリミットの料金はどれぐらい違うのか、見ていきましょう。まず、楽天モバイルは次の図で説明しています。

ソフトバンクのメリハリプランと、楽天アンリミットを比較していますね。

  • ソフトバンク メリハリプラン(かけ放題) 10,280円
  • 楽天アンリミット 2,980円

楽天アンリミットは、圧倒的な安さですね。楽天回線エリアにお住まいなら、データ使い放題ですので、かなりの節約になりそうです。

ただ、ソフトバンクの各種割引が反映されていないので、もう少し詳しく見ていきましょう。

パケットをたくさん使う方(メリハリプランと比較)

例えば、メリハリプラン・4Gのみ・かけ放題なし・家族割(4人)の場合を見てみましょう。

メリハリプラン6,500円
基本プラン(音声)980円
みんな家族割+(4人)-2000円(割引)
通話料30秒20円
支払合計5,480円+通話料

メリハリプランは、Youtubeやプライムビデオなど動画SNS使い放題で、さらに50GB使えるので、十分なパケット量と言えるでしょう。大容量の割に、料金が安い印象です。

ただ、家族割の割引きが大きく、2人500円割引、3人1500円割引、4人2000円割引となっています。パケット量あたりの料金が随分下がってきたとはいえ、家族割引による囲い込みは強めです。そのため、一人で加入した場合は、ぐっと料金アップする印象です。

楽天アンリミットは、家族割引もないので、2980円というシンプルな料金体系です。あと重要なのは、楽天回線エリアに入っていて、圏外にならずに使えるかどうかですね。安定して楽天回線エリアが使える方なら、料金を安く抑えデータ使い放題にできそうです。

パケットをあまり使わない方(ミニフィットプランと比較)

また、パケットをそれほど使わない人は、ミニフィットプランが比較対象になるでしょう。仮に1ヶ月で0.8GB使い、(電話はよく使うので)かけ放題を使うとしましょう。

データプランミニフィット(〜1GB)3,000円
基本プラン(音声)980円
かけ放題(定額オプション+)1800円
支払合計5,780円

ただし、パケットを1GBを超えると、2000円以上アップするため、一気に料金が上がる印象です。

  • データプランミニフィット(〜2GB) 5,000円(+2,000円UP)
  • データプランミニフィット(〜5GB) 6,500円(+3,500円UP)

この料金アップを考えると、パケットをあまり使えない印象です。ソフトバンクは、大容量のメリハリプランに力を入れているように思えますね。

一方、楽天アンリミットは、楽天回線エリア外は(基本的には)AU回線が5GB使えるため、2980円と随分と安く抑えることができそうです。あとは、楽天回線エリアとAU回線エリアのどちらにも属さない圏外にあたらなければ魅力的と言えるでしょう。

パケットをあまり使わない方(ワイモバイルと比較)

ソフトバンクのミニフィットプランが高止まりしているのは、(ソフトバンクの)サブブランドのワイモバイルがあるためでしょう。ソフトバンクでは中データ容量ユーザーはワイモバイルをオススメしているためです。そのため、ワイモバイルとの比較もしておきましょう。

楽天モバイル(楽天アンリミット)もサブブランドを意識していて、次のような比較表を出しています。

楽天モバイルとサブブランドの比較表楽天アンリミットとサブブランドの比較(楽天モバイル公式サイトより)

「楽天アンリミットはプラン料金総額(2年間)35,760円」と、他のサブブランドと比べても随分安くなっています。これは1年目無料であるため、2年間総額の料金で比較して、安くなっているということですね。とりあえずこの1年間の携帯料金を下げたいという事であれば、楽天アンリミットはオススメです。

また、2年目以降の料金で検討したい方もいるでしょう。

ワイモバイルは、楽天アンリミットのプランに対抗して、スマホベーシックプランMとスマホベーシックプランRのデータ容量超過後の速度を1Mbpsにしています。

ワイモバイルのプランワイモバイルの料金プラン

ここでは、スマホベーシックプランMで比較していきましょう。

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)
2980円
(ワイモバイル)スマホベーシックプランM
3,680円
通話かけ放題は基本料金に含む
※アプリ利用が必要
10分かけ放題は基本料金に含む
※アプリは不要
パケット楽天回線エリア データ使い放題
AU回線エリア 5GB/月
基本データ量 10GB/月
データ容量超過後の速度最大1Mbps最大1Mbps

ワイモバイルは、かけ放題は10分のみですが、基本料金に含まれています。10分を超えるかけ放題は、「スーパーだれとでも定額」+1000円で加入することができます。

楽天回線エリア内で圏外にもあたらず使えるのであれば、データ使い放題+かけ放題の楽天アンリミットが圧倒的に魅力的です。

一方で、楽天回線エリア外で、かけ放題も使わない方にとっては、(エリア品質が高い)ワイモバイルの方が魅力的に映りそうですね。

(3)乗り換え方法を検討する

さて、ここまで乗り換えに必要な情報を確認してきました。それでは、実際の乗り換え方法を考えていきましょう。

ソフトバンクの料金プランに比べると、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)が圧倒的に安いことが分かってきました。ただし、楽天回線エリアに入っているかどうか、自分の生活圏で圏外にならずに使えるかが心配なところですね。

そのため、乗り換え方法としては、次の2通りが考えられます。

  • (新規契約で)1年間無料で試してみる
  • 思い切ってMNPしてみる(駄目ならAUに戻る)

楽天アンリミットは、(先着300万名対象に)1年間無料のキャンペーン、さらに端末購入サポートもあり、実質無料で始められるのが嬉しい所です。2台目として契約してみて、1年使って、良ければ乗り換えるという事ができるわけですね。

もう一つの方法は、思い切ってMNPして、使ってみてエリアに満足できるなら使い続ける方法です。そして、駄目ならソフトバンクに戻るという方法です。電話かけ放題も含めて試すならこの方法もアリですね。

(新規契約で)1年間無料で試してみる

新規で契約する場合は、以下の費用が必要になります。

  • 契約事務手数料3,000円 → 無料 (2020年11月4日〜無料化されました)
  • 端末費用(2万円弱〜)

一方で、以下のキャンペーンが使えるので、実質無料で始めることができます。

  • だれでも5,000ポイントもらえるキャンペーン
  • Rakuten UN-LIMITご紹介特典(紹介者 1,500ポイント / 紹介される方 1,000ポイント)
  • 対象製品購入でポイント還元キャンペーン(最大20,000ポイント還元)

はじめて「Rakuten UN-LIMIT V」申込みで、だれでも5,000ポイントが還元されます。また、2万円程度の機種で2万ポイント還元できる機種もありますので、実質無料で2台目のスマホを手に入れることも可能です。これで自分の生活圏で、楽天アンリミットが安心して使えるか、試してみるのが良いでしょう。

公式サイトを確認する

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)を見てみる

ソフトバンクから楽天アンリミットへMNPで乗り換え

もう一つの方法は、思い切ってソフトバンクから楽天モバイルへMNP(ナンバーポータビリティ)してみる方法です。

MNP乗り換え前に確認したいこと

まず、MNP(ナンバーポータビリティ)する前に確認しておきたい事を確認しておきましょう。

  • 乗り換えにかかる費用
  • ソフトバンクの違約金(契約解除料)
  • SIMロック解除
  • キャリアメール(@i.softbank.jp / @softbank.ne.jp)が使えなくなる
  • SMSはMNPで引き続き使える

乗り換えにかかる費用(MNP転出手数料など)

まず、ソフトバンク側で確認しておく費用は、次の通りです。

  • MNP転出手数料3,000円
  • 違約金(更新月以外で止める場合) 9500円
  • (端末の残債が残っている場合のみ)端末の残債

楽天モバイルで必要な費用は、次の通りです。

  • 契約事務手数料3,000円 → 無料 (2020年11月4日〜無料化されました)
  • 端末代金(2万円弱〜)

既存の端末を購入する場合は、端末代金は不要です。楽天モバイルで使える端末か事前に確認しておきましょう。

もし新端末を買う場合でも、最大2万ポイントの端末購入キャンペーンを活用できるでしょう。

ソフトバンクの違約金(契約解除料)

旧プランの方は、2年契約で違約金9500円となっています。2019年9月13日以降に契約された方は、2年契約なしのプランで使われていると思います。

2年契約の更新期間は3ヶ月間ありますので、自分の契約期間を確認しておきましょう。

参考 2年契約の更新期間拡大について | プレスリリースソフトバンク

また、更新期間がまだ随分先だという方は、新プランへのプラン変更後の解約を検討しましょう。プラン変更は翌月適用のため、すぐには適用されないことに注意しましょう。

Q.受付終了した料金プランから「基本プラン」へ変更する場合、契約解除料はかかりますか?
A.契約解除料はかからず変更することができます。

受付終了した料金プランから「基本プラン」へ変更する場合、契約解除料はかかりますか? | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク

SIMロック解除

ソフトバンクで購入したスマホは、ソフトバンクでしか使えないようにSIMロックされています。2015年5月以降に発売されたスマホは、(他キャリアでも使えるように)SIMロック解除を行うことができるようになっています。

(契約状況等によっても違いますが、多くの場合は)SIMロック解除手数料は以下の通りです。

  • MySoftbank・・・無料
  • ソフトバンクショップ・・・3000円

ソフトバンク契約中に、MySoftbankにてSIMロック解除するのがオススメです。そのまま楽天モバイルで使うも良し、(使わない場合でもソフトバンク契約中に)SIMロック解除しておくのがオススメです。

SIMロック解除手数料の確認と、作業手順は以下の公式サイトから確認しておきましょう。

参考 ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除ソフトバンク

キャリアメール(@i.softbank.jp / @softbank.ne.jp)が使えなくなる・SMSは継続利用できる

ソフトバンクを解約すると、キャリアメール(@i.softbank.jp / @softbank.ne.jp)が使えなくなります。また、楽天モバイルではキャリアメールの提供はないため、Gmail利用がオススメです。

SMSはMNPなら電話番号そのままなので継続利用できます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

楽天アンリミットV楽天モバイルに乗り換えるとキャリアメールが使えない。どうすればいい?

MNP(ナンバーポータビリティ)の方法

MNP(ナンバーポータビリティ)はそれほど難しくありません。キャリアメールからGmail等への移動が終わったら、MNP予約番号の取得から始めましょう。

  1. ソフトバンクでMNP予約番号を取得する
  2. 楽天モバイルに申し込む
  3. MNP開通手続きを行う

ソフトバンクでMNP予約番号を取得する際に、「ソフトバンクに残ってくれたらポイント付与します」などの引き止めがあるかもしれません。そんなときは、(2年間など)長期間の合計料金で慎重に判断するようにしましょうw

参考 他社から乗り換え(MNP) | お客様サポート楽天モバイル

以上が、ソフトバンクから楽天アンリミットへの乗換えのまとめでした。皆様の参考になれば幸いです。

公式サイトを確認する

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)を見てみる