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近藤雄一
全録機を購入前に考えること
全録したいチャンネル数・期間を考える
全録機選び前に、自分が全録したいチャンネル数・期間を考えておきましょう。
私の場合は、録画したいチャンネルが、7つありました。
- NHK
- NHK Eテレ
- TBS
- テレビ東京
- テレビ朝日
- フジテレビ
- 日本テレビ
7チューナー搭載・全録6チューナーの全録機が多いので、1チャンネル超過ですね。11チューナー搭載も視野に入ってきますが、あとはコスト次第ですね。
全録したい期間は、1〜2週間あれば十分かなと思いましたが、長ければ長いほど便利です。そのため、あまり重視しないもののUSBハードディスクで拡張することも考えようと思いました。
全録機選びのポイント
全録機を選ぶポイントは、次の通りです。特に、同時録画チャンネル数・容量(HDD)で、本体価格が大きく違ってくるので、重要なポイントです。また、テレビ・録画機は、メーカーによっても使い勝手が違うので、本体の操作性も合わせて確認していきましょう。
- メーカー
- 本体価格
- 同時録画チャンネル数
- 容量(HDD)
- 本体の操作性
- スマホアプリの操作性
全録機メーカー(Panasonicと東芝のみ)
ハードディスクレコーダーを作っているメーカーはたくさんありますが、全録機を扱っているメーカーは少なく、2メーカーのみです。
- Panasonic(全自動ディーガ)
- 東芝(レグザタイムシフトマシン)
また、電気屋さんに行ってみると分かるのですが、Panasonicの取扱いスペースが大きく、展示もPanasonicのみの店舗がほとんどです。Panasonicの全録機が人気と考えて良いでしょう。
本ページでは、Panasonicの全録機を中心に、全録機の選ぶポイントを確認してきます。
全録機の比較表
メーカー公表スペックを参考に、全録機を比較表にまとめてみました。本体価格は、2021年6月現在の市販価格です。
Panasonicの全自動ディーガ
Panasonicの全自動ディーガは、3種類の機種が販売されています。
- DMR-2X301
- DMR-4X600
- DMR-4X1000
メーカー公表の情報をまとめてみましたが、同時録画数が少しわかりにくいですね。
下位機種 DMR-2X301は、チャンネル録画用4ch+追加チャンネル2chで、6chとなっています。一方で、上位機種 DMR-4X600・DMR-4X1000は、追加チャンネルなしの同時録画数が表示されているので、本当はあと2チャンネル追加することができます。
型番 | DMR-2X301 | DMR-4X600 | DMR-4X1000 |
価格 | 10万円程度 | 18万円程度 | 33万円程度 |
チューナー数 | 7チューナー | 7チューナー | 11チューナー |
全録 (15倍モード) | 6ch x 24日間 (2.5TB使用時) | 4ch x 28日間 (2TB使用時) (6ch録画もできる) | 8ch x 28日間 (4TB使用時) (10ch録画もできる) |
HDD容量 | 3TB | 6TB | 10TB |
4K録画 | × | ◯(2チューナー) | ◯(2チューナー) |
また、全録(15倍モード)での録画日数になっていますが、画質を上げると当然録画できる日数は減ってしまいますので、注意しましょう。
東芝のレグザタイムシフトマシン
東芝は、タイムシフトマシン搭載モデル 3種類を販売しています。
型番 | DBR-M4010 | DBR-M3010 | D-M210 |
価格 | 8万円程度 | 7万円程度 | 4万5千円程度 |
チューナー数 | 7チューナー | 7チューナー | 6チューナー |
全録 (スマホ長時間画質モード) | 6ch x 15日間 (3.5TB使用時) | 6ch x 11日間 (2.6TB使用時) | 6ch x 7.5日間 (1.75TB使用時) |
HDD容量 | 4TB | 3TB | 2TB |
4K録画 | × | × | × |
全録は、スマホ長時間画質モードの録画日数になっています。
同時録画できるチャンネル数
7チャンネル同時録画できるタイプが一番多いようです。例えば、PanasonicのDMR-2X301を考えてみましょう。
PanasonicのDMR-2X301の例
PanasonicのDMR-2X301は、チューナー数が以下のように表記されています。
チャンネル録画は、予約なしで自動で録画してくれる機能です。一方で、通常録画は、予約をして録画する機能です。
DMR-2X301は、合計7チューナー搭載ですが、内訳を確認しておきましょう。
DMR-2X301 | |
チャンネル録画用 | 4チャンネル |
チャンネル録画・通常録画兼用 | 2チャンネル |
通常録画用 | 1チャンネル |
(全録用の)チャンネル録画のチューナー数は、最大6チューナー(チャンネル録画用 4チューナー+兼用 2チューナー)で、6番組同時録画できることになります。
通常録画1チューナーは、一般的な録画機と一緒で、自分で録画したい番組を予約することができます。全録の対象となっていないチャンネルも予約することができるわけですね。
Panasonicの上位機種(DMR-4X600 / DMR-4X1000)の例
次に、Panasonicの上位機種(DMR-4X600 / DMR-4X1000)のチューナー数を確認してみましょう。
DMR-4X600 | DMR-4X1000 | |
チャンネル録画用 | 4チャンネル | 8チャンネル |
チャンネル録画・通常録画兼用 | 2チャンネル | 2チャンネル |
通常録画用 | 1チャンネル | 1チャンネル |
DMR-4X600は、兼用は4K 1チャンネル、地上デジタル2チャンネルを録画できそうですが、実はできません。追加チャンネルは最大2チャンネルしか録画できないためです。そのため、最大7チャンネル録画となるようです。
また、4K録画すると追加チャンネルは1チャンネルのみしか録画できなくなるようで、1チャンネル減ってしまうのは難点です。
購入前には、自分の録画したいチャンネル数と照らし合わせて、(全録用の)チャンネル録画できるチャンネル数を確認しておきましょう。特に4K録画をされる方は念入りに確認しておきましょう。
参考 全自動ディーガ「チャンネル録画」解説PanasonicHDD容量
全録機のHDD容量 2TB〜10TBと幅があります。HDD容量が大きいほど、長い期間保存できるので、利便性が高まりますが、非常に値段が高くなります。メーカーの出している同時録画数と録画期間を参考にしながら、選ぶと良いでしょう。
また、支出を抑えるためには、下位モデルを選び、外付けUSBハードディスクで拡張することもできます。
USBハードディスク拡張(例:Panasonic DMR-2X301の場合)
Panasonic DMR-2X301の場合、1台のUSBハードディスクを接続することができます。通常録画 or チャンネル録画、いずれかの用途を最初に決める必要があり、兼用はできません。
チャンネル録画用であれば、1TB〜4TBのUSBハードディスクに対応しています。4TB増設できれば、本体の内蔵ハードディスク2TBと合わせて、6TBの保存ができることになります。
また、通常録画のUSBハードディスク増設は、最大7台まで登録できるようですが(USBハブは使えないため)同時接続は1台のみです。そのため、付け替えたりするのも面倒なので、複数台は(私は)使わないかなと思いました。
USBハードディスク拡張(例:Panasonic 4X1000/4X600の場合)
Panasonicの上位機種(4X1000 / 4X600)は、通常録画用1台・チャンネル録画用1台、合計2台のUSBハードディスクを接続することができます。
参考 全自動ディーガ「チャンネル録画」解説Panasonic本体の操作性
テレビや録画機は、メーカーにより、本体の操作性が大きく違ってきます。例えば、テレビの番組表は、実際に触ってみると、各社表示デザインも違うし、リモコンの操作性が随分と違うことが分かります。
私は、PanasonicのDMR-2CX200を購入しましたが、番組表とNetflix等のインターネットサービスに不満を感じました。
番組表の見やすさ
例えば、私の場合、SHARPのテレビを使っています。他社メーカーと比べると、SHARPの番組表はとても見やすいことに気づきます。
Panasonicの全録機の番組表は、広告が強制的に表示される・余白部分が大きいこともあり、番組表の表示範囲が狭いのがデメリットです。残念ながら、広告を消す方法はないため、仕方がないようです。
最新のDMR-2X301は、右の快速番組表は、左右の余白が少なくなっているようなので、少し見やすくなっているようです。
Netflix等のインターネットサービスの使い勝手
Netflix等のインターネット経由のサービスは、使い勝手が悪いことが多いです。ホテルに泊まった際に、Netflix・Youtubeボタンをたまに使うことがありますが、表示が遅くて、結局自分のiPadで見ることが多い印象です。
ちなみに、Panasonicのリモコンには、Netflixボタンがあります。押して見ると、表示に何十秒かかった上に、Netflixを見るには、(全録の)追加チャンネル録画が停止してしまいます。正直な所、これは使わないほうがいいと思いました。その代わりに、テレビにChromecast with Google TVを接続して、サクサクNetflix・Youtubeを楽しんでします。
【徹底レビュー】Chromecast with Google TV 使い勝手はどうですか?とはいえ、番組表の見やすさ・インターネットサービス以外は、サクサク動作するので、さすがPanasonicという感じで、全録機としては十分満足しています。
全録機の購入前に確認したいこと
全録機は1日中稼働するので、5年保証を付けよう
全録機は、1日中動いているため、他の家電製品に比べると故障のリスクが高いと考えられます。そのため、5年保証を付けておくと良いでしょう。
最近では、Amazonで購入する場合でも、5年保証を付けることができるようです。クロネコヤマトの提供で、5%程度の保証料で、メーカー保証1年に加えて、同等の保証内容を4年延長してくれるサービスです。
(参考)Amazonビジネスは5年保証が付けられない
Amazonビジネスで家電を買われる方もいるかと思います。しかしながら、Amazonの提供している5年保証は、個人向けサービスなので5年保証は加入できないようです。
型落ち機種を探そう
全録機は欲しいけれど、高くて手を出せないという方も多いと思います。そんな方には、1世代前のモデル 型落ち機種がオススメです。私は、1つ前のDMR-2CX200を購入しました。
ちなみに、PanasonicのDMR-2CX200とDMR-2X200は、流通経路の違いのみで、同じ商品です。
メーカー | Panasonic | 東芝 |
型番 | DMR-2CX200 DMR-2X200 | DBR-M4008 |
価格 | 6万円程度 | 6万5千円程度 |
チューナー数 | 7チューナー | 7チューナー |
同時録画数 | 6ch x 16日間 (15倍録モード) | 6ch x 15.5日間 (スマホ長時間画質モード) (3.5TB使用時) |
HDD容量 | 2TB | 4TB |
4K録画 | × | × |
発売日 | 2020/3/13 | 2018年6月下旬 |
新モデル型番 | DMR-2X301 | DBR-M4010 |
また、DBR-M4008(4TB)の容量が少ない、(3TB版)DBR-M3009もあります。
まとめ
全録機選びのポイント、チューナ数・HDD容量を中心に見てきました。全録機は、過去の番組表から見たい番組を選べるので、テレビ中心の生活の方にはオススメです。少しでも全録機選びの参考になれば幸いです。