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2019年9月以前に検討した際は、使用量によっては高くなることもあったので躊躇していました。
2020年に検討したときには、今はどの使用量でも安くなるということで、実際にeo電気を使ってみました。
しかし、2022年燃料費高騰の影響で、eo光セットでもeo電気が安いとは言えない状況になっています。詳しく見ていきましょう。
近藤雄一
目次
eo電気とは
eo電気は、株式会社オプテージが運営している小売電力サービスです。
あまり馴染みがないかもですが、前はケイ・オプティコムという社名で、2019年3月に「株式会社オプテージ」に社名を変更しています。mineoでも有名な会社で、関西電力の小会社でもあります。
2016年4月 電力自由化に伴い、eo電気サービスがスタートしました。
eo電気に加入前に考えたこと
安くなるのは本当なのか?
2020年eo電気を勧めていただいた時には、必ず安くなると説明を受けました。
実際調べてみると、関西電力 従量電灯Aプランに入っている場合で、どの使用量でも、eo電気の方が安くなるようです。(ただし燃料費調整額除く)
実は、2019年9月以前は、使用量が少ない場合(250kWh以下)、eo電気の方が(関電よりも)高い料金設定でした。そのため、入るのに躊躇している時期がありました。250kWhを下回ると損だからですね。
eo電気と関西電力 従量電灯Aの比較(プレスリリース資料より)
それが、2019年10月以降は、基本料金が0円になったことで、どの使用量でも関電よりも安くなっています。そのため、使用量に関わらず、関電 従量電灯Aより安くなるわけですね。
ただし、燃料費調整額が含まれていないため、燃料費高騰した場合には注意が必要です。2022年夏現在、燃料費高騰の影響で、(私の場合)eo電気の方が高くなっていました。(詳しくは後述します)
参考 「eo電気」料金一部値下げ 使用量にかかわらずおトクオプテージeo電気と関西電力の違い
eo光のサポートの方にお話を伺った所、eo電気と関西電力を比べて、品質は同等だと感じました。
送配電設備は各社共通ですし、eo電気の供給トラブルがあった場合は、関西電力にて不足分を補ってくれるそうです。
関西電力を含む全ての電力会社が同じ送配電網を利用しているので、電気の安定性や災害時の復旧対応が変わることはありません。また、万が一eo電気の供給元電源にトラブルが生じた際も、自動で関西電力にて不足分を補う仕組みがございます。
また、停電時のサポートも、関西電力とのことなので、安心できました。
停電時の対処方法
ご利用場所一帯の停電に関しましては、関西電力送配電(0800-777-3081)へお問い合わせください。その他の場合はeoサポートダイヤルへお問い合わせください。
契約事務手数料・解約精算金が0円
(2021年8月現在)キャンペーンがあり、契約事務手数料3300円が無料でした。始めるのにお金はかからないということですね。
また仮に、(eo電気加入後に)関電に契約を戻したいという場合、(本来は)1年以内の解約で精算金3300円(税込み)が発生するのですが、解約精算金も無料のキャンペーン中なので安心でした。
ちなみに、(eo電気加入後に)関電に契約を戻す場合は、関電に再契約すれば、eo電気は自動解約となるそうです。
参考 事務手数料解約精算金無料キャンペーンオプテージ燃料費調整額は、関電の従量電灯Aの方が安い
燃料費調整額は、関電の従量電灯Aには上限値が設定されています。
しかし、eo電気は燃料費調整額の上限がありません。最近の電気自由プランは、上限値がないんですよね。例えば、関電のeおとくプランなども上限設定がありません。
昨今の燃料費高騰で、2022年3月分で、ついに燃料費調整額の上限を超えました。そのため、eo電気のお得度が減ることになります。(もしくは高くなることもあります)
eo電気 電気代シミュレーション
eo電気のウェブサイト上の「eo電気 電気代シミュレーション」は、燃料費調整額も含めて計算してくれるので、一度シミュレーションしてみましょう。
2021年3月時点では、年間4000円安くなる計算でした。しかし、2022年7月時点では、年間3000円高くなる計算になりました。
燃料費調整額については、以下の記事に詳細を書きましたので、合わせてご覧ください。
eo電気、燃料費高騰で”関西電力の従量電灯A”に戻すべきか?eo光(電気セット割引) 12ヶ月間 550円引き
eo光ユーザーがeo電気に申込み、または、eo電気とeo光ネット同時申し込みすると、eo光 12ヶ月間 550円割引のキャンペーンが実施されています。
はぴeポイントをポイント交換する
関西電力のはぴeみる電で、はぴeポイントが貯まっていました。せっかくなのでTポイントにポイント交換しておきました。
eo電気に加入後メモ
申込みから開通まで
eo電気に申し込んでから、関電からeo電気に変わるまで、1ヶ月弱ほどかかりました。
2020年5月下旬に申し込み、6月10日にeo電気に切り替わりました。関西電力の最後の6月検針を終えて、eo電気に切り替わったのでしょう。
こちらで特に何かすることがあるわけではないので、特に困ることはありませんでした。いつのまにか切り替わってたんだぐらいの認識でした。
請求は合算される(少し不便)
私の場合は、電気・ネットと別料金で引き落とされた方が良い派です。クレジットカード明細・口座明細でパッと料金が把握できるからですね。
eo光・eo電気にまとめると合算請求になるので、クレジットカード明細・口座明細は一括で引き落としになります。そのため、詳細はeoマイページで確認することになります。慣れればそれほど困らなくはなりました。
はぴeみる電は使えなくなる(eoマイページで確認できる)
関西電力との契約はなくなるため、「はぴeみる電」は使えなくなります。ちなみに、はぴeみる電は、以下のような画面表示です。
その代わりに、eoマイページから、eo電気の明細を確認することができるようになります。「はぴeみる電」に比べると少し見劣りしますが、月別・日別の電気使用量を確認することはできるので、特に不便さは感じませんでした。
支払いが月末締め
関西電力のときは、月途中の検針日までの支払いでした。eo電気では、1日〜31日で月末締めとなっているようです。
支払いが1ヶ月遅れ
関西電力の場合、検針日から3日後程度で、請求金額の確定メールが届きますし、クレジット明細上の決済日は、検針日と同じ日でした。
一方で、eo電気の場合、1ヶ月遅れで請求となります。eo光は翌月払いですが、eo電気は翌々月払いです。例えば、2022年1月24日現在、2021年11月の料金までしか確定していません。
料金確定前ではありますが、2021年12月の電気使用量を見ることはできるので、自分で概算することはできそうです。
まとめ
eo光を使っている場合、eo電気もまとめると、(2021年度は)年間4000円ほどお得になりました。電気の品質も変わらないと感じたので、eo光ユーザーにはオススメできるなあと感じています。
ただし、2022年夏現在は、燃料費高騰でeo電気のお得度が減って、(私の場合)関電の従量電灯Aの方が安いようです。燃料費高騰が落ち着くまでは関電でもいいかもしれません…
ご案内は以上となります。お読み頂きありがとうございました。