【徹底レビュー】Rakuten Hand 5Gの使い勝手はどうですか?旧楽天ハンドとの比較も。

「Rakuten Hand 5G」イメージ

お客さま

楽天モバイルの「Rakuten Hand 5G」が気になっています。どんな機種なのか詳しく教えて下さい。

「Rakuten Hand 5G」は、前機種「Rakuten Hand」とほぼ同じサイズで、片手に収まるサイズ感が特徴です。5G対応、ストレージ容量128GB、防水性能(IP68)と高性能になっています。実際に購入して使ってみてレビューしていきます。それでは詳しく見ていきましょう。

近藤雄一

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「Rakuten Hand 5G」を見てみる

目次

「Rakuten Hand 5G」の特徴

「Rakuten Hand 5G」は、2022年2月14日(月)発売で、5G対応(Sub6のみ)の楽天モバイルオリジナルスマホです。

「Rakuten Hand 5G」イメージ

「Rakuten Hand 5G」イメージ(公式サイトより)

「Rakuten Hand 5G」の特徴は、以下のとおりです。

  • 楽天ハンドと同じサイズで、重さは5g増えた
  • eSIMx2(物理SIMは使えない)
  • ストレージ容量が2倍になった(64GB→128GB)
  • 5G対応(Sub6のみ、ミリ波非対応)
  • 防水性能が格段に良くなった(IP52→IP68)
  • ハイレゾオーディオに対応
  • Wi-Fi5(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)
  • 急速充電に対応(少し充電スピードが上がった)
  • ワイヤレス充電なし

旧楽天ハンドと「Rakuten Hand 5G」の比較表

さらに前機種と比較しながら、「Rakuten Hand 5G」の詳しいスペックを見ていきましょう。

「RAKUTEN HAND」と「Rakuten Hand 5G」の比較表
Rakuten HandRakuten Hand 5G
重量約129g約134g
サイズ縦 約13.8cm
横 約6.3cm
厚み 約0.95cm
縦 約13.8cm
横 約6.3cm
厚み 約0.95cm
ディスプレイ有機EL
約5.1インチ
有機EL(AMOLED)
約5.1インチ
解像度HD+
720 x 1,520
HD+
720 x 1,520
5Gなし5G対応(Sub6のみ、ミリ波非対応)
連続待受時間約402時間約343時間
連続通話(通信)時間約18時間約26.6時間
CPUSnapdragon 720G
オクタコア 2.3GHz + 1.8GHz
Snapdragon 480
オクタコア 2.2GHz + 2.0GHz + 1.9GHz + 1.8GHz
OSAndroid 10Android 11
メモリ4GB4GB
ストレージ64GB128GB
メインカメラ(広角)約4,800万画素
(深度測位)約200万画素
手ブレ補正なし
約6,400万画素
(深度測位)約200万画素
手ブレ補正なし
フロントカメラ約1,600万画素約1,600万画素
バッテリー容量2,630mAh2,630mAh
ワイヤレス充電××
おサイフケータイ
NFC
イヤホンジャック×
防水IPX2IPX8
防塵IP5XIP6X
指紋認証
顔認証
日本語入力ソフトiWnn IME
Gboard(Google)
Gboard(Google)
VoLTE楽天のみ対応不明
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/acIEEE802.11 a/b/g/n/ac
テザリング(Wi-Fi)10台10台
SIMタイプeSIMeSIMx2
Bluetoothver 5.0ver 5.1
4×4 MIMO
256 QAM
充電端子USB Type-C / USB 2.0USB Type-C / USB 2.0
ハイレゾオーディオ×
急速充電×
付属品ACアダプタ
USB Type-Cケーブルクイックスタートガイド(保証書)
安全上のご注意
USB Type-C ケーブルx1
3.5mmイヤホン変換アダプターx1
クイックスタートガイド (保証書)
安全上のご注意
ホワイト / ブラック / クリムゾンレッドホワイト / ブラック / クリムゾンレッド
発売日2020年12月8日2022年2月14日

「Rakuten Hand 5G」値段

「Rakuten Hand 5G」は、39,800円(税込)となります。分割の場合、24回払い1,658円、48回払い829円(楽天カードのみ)となっています。ちなみに、旧楽天ハンドは、登場時2万円程度でした。

「Rakuten Hand 5G」料金
「Rakuten Hand 5G」料金

楽天ハンドと同じサイズで、重さは5g増えた

「Rakuten Hand」と「Rakuten Hand 5G」は、サイズはまったく同じ縦・横・厚みとなっています。重量のみ5gアップしましたが、最近のスマホの中では十分軽いほうでしょう。

例えば、iPhoneの中で最軽量のiPhone12miniは、重量133gです。十分軽いことが分かります。

ただ、(前機種の楽天ハンドとiPhone12miniを比べた時は)スマホのスタイリッシュさは、横幅よりも厚みで感じるため、iPhone12miniほどのスマートさは感じませんでした。とはいえ、片手に収まるサイズ感で使いやすいので、4万円程度で買える機種としてはスマートと言えるでしょう。

「RAKUTEN HAND」と「Rakuten Hand 5G」の比較表
Rakuten HandRakuten Hand 5GiPhone12mini
重量約129g約134g133g
サイズ縦 約13.8cm
横 約6.3cm
厚み 約0.95cm
縦 約13.8cm
横 約6.3cm
厚み 約0.95cm
縦 13.15cm
横 6.42cm
厚み 0.74cm

eSIMx2(物理SIMは使えない)

楽天モバイルオリジナル機種は、eSIM対応機種で、物理SIMを使えません。

楽天モバイルは、SIM交換もスムーズなので、(物理SIMユーザーも)すぐにeSIMに切り替えることができるので問題はないでしょう。

povoと楽天モバイルの併用してみた

2枚のeSIMが使えるので、eSIMに対応しているpovoと、楽天モバイルの併用ができるのか気になっていました。通話かけ放題の楽天モバイルと、AU回線を必要なパケット数購入できるpovoは相性が良いんですよね。

povo公式サイトによると、「Rakuten Hand」「Rakuten Mini」「Rakuten BIG」は、動作確認端末と表記されていました。「Rakuten Hand 5G」も動作確認済みになるのが待ち遠しいです。

povo対応端末(動作確認端末)※ 2022年2月1日時点

その後実際に、Rakuten Hand 5Gで、povo・楽天モバイルのデュアルSIM運用してみました。

Rakuten Hand 5Gでpovo・楽天モバイルのデュアルSIM運用してみたRakuten Hand 5Gでpovo・楽天モバイルのデュアルSIM運用してみた

「Rakuten Hand 5G」の開封

2022/02/14(月)9:30頃に注文したところ、2/17(木)午前中に届きました。さっそく「Rakuten Hand 5G」を開封していきましょう。

「Rakuten Hand 5G」の外箱

「Rakuten Hand 5G」製造元

外箱を確認すると、モデル番号 P780で、中国の深セン(しんせん)のTinno Mobile製造となっています。

「Rakuten Hand 5G」の製造元

製造元
Shenzhen Tinno Mobile Technology Corp.
26F Tinno Building, No.33 Xian Dong Road, Xili street, Nanshan District, Shenzhen, Guangdong Province, PRC.

輸入元
Baytec Japan株式会社
東京都世田谷区玉川二丁目16番6号睦ビル 二子玉川3F

Rakuten Hand 5G の修理保証 | Rakuten Hand 5Gサポート情報 

「Rakuten Hand 5G」同梱品

「Rakuten Hand 5G」本体と一緒に入っている同梱品を確認していきましょう。

  • USB Type-C ケーブル
  • 3.5mmイヤホン変換アダプター
  • クイックスタートガイド(保証書)
  • 安全上のご注意

「Rakuten Hand 5G」同梱品

旧楽天ハンドと主に違う点は、2つです。

  • 「Rakuten Hand 5G」ACアダプタなし
  • 3.5mmイヤホン変換アダプター付属

「Rakuten Hand 5G」の保証期限は、1年間となっています。

また、「Rakuten Hand 5G」取扱説明書は入っていなかったので、WEB上で確認しました。

参考 「Rakuten Hand 5G」説明書楽天モバイル

「Rakuten Hand 5G」外観

「Rakuten Hand 5G」の見た目ですが、本当に旧楽天ハンドにそっくりです。

「Rakuten Hand 5G」背面

白いシールが張ってある部分は、IMEI番号が2つ書いてありました。

「Rakuten Hand 5G」裏面

楽天ハンドと比較すると、おサイフケータイのかざす位置が上になっています。iPhoneはかざす部分が先端部ですが、「Rakuten Hand 5G」は真ん中より少し上といった程度なので、タッチするにはコツが必要そうですね。横向けに持ちタッチするのが良いのかな。

「Rakuten Hand 5G」おサイフケータイ位置が上にある左が旧楽天ハンド、右が「Rakuten Hand 5G」

なお、IMEI番号の書いたシールは、きれいに剥がすことができます。

あと、わずかにカメラサイズが大きくなっています。

「Rakuten Hand 5G」カメラサイズが大きくなっている
左が「Rakuten Hand 5G」、右が旧楽天ハンド

「Rakuten Hand 5G」イヤホンジャックなし
左が旧楽天ハンド、右が「Rakuten Hand 5G」

旧楽天ハンドはイヤホンジャックがありましたが、「Rakuten Hand 5G」はイヤホンジャックがありません。このおかげで防水性能がぐっと上がっているわけですね。

そのため、「Rakuten Hand 5G」は、付属の3.5mmイヤホン変換アダプターでイヤホンをつなぐことになります。

「Rakuten Hand 5G」ACアダプタ選び

「Rakuten Hand 5G」はACアダプタが付属していません。また、「Rakuten Hand 5G」は、急速充電に対応していますが、規格の記載がないので、どのACアダプタを選べばいいのか分からない点が残念です。

また、「旧楽天ハンド」と「Rakuten Hand 5G」の充電時間は、以下のとおりです。

「RAKUTEN HAND」と「Rakuten Hand 5G」の比較表
Rakuten HandRakuten Hand 5G
充電時間充電時間 AC アダプター:約 125 分
パソコン接続:約 320 分
ACアダプター(推奨充電器) 約90分
パソコン接続 約320分

パソコン接続は、USB2.0なら5V・0.5A(2.5W)、USB3.0なら5V・0.9A(4.5W)です。2.5Wもしくは4.5Wで、約320分(5時間20分)なので1晩かかります。

一方で、旧楽天ハンドは、たしか5V・2A(10W)のACアダプタが付属していたと思います。約125分(2時間5分)で充電が完了します。

「Rakuten Hand 5G」は、推奨充電器で約90分とありますが、どの規格の充電器を使っているかは不明です。

「Snapdragon 480」は「Quick Charge 4+」対応

ちなみに「Snapdragon 480」は、「Quick Charge 4+」をサポートしており、PD(Power Delivery)と互換性があります。ただ、「Rakuten Hand 5G」が「Quick Charge 4+」に対応しているかは不明です。

試しに、手元にあるAnkerの「PowerPort Atom III Slim(45W)」は、PD(Power Delivery)対応なので、使ってみると(残60%の状態で)8.8V 1.1A〜1.2A(10W前後)で出力でした。10Wを超えることもあるので、(旧楽天ハンドと比べて)少し早く充電できるといった感じでしょうか。

楽天モバイル 5Gエリアはまだ使える場所が少ない

5G対応スマホが必要かと言えば、まだ5Gエリアが整備されておらず、まだ不要だと言えます。東京のsub6(黄色)のエリアも、点在している印象です。

サービスエリア(2022年2月14日更新)

生活圏で使える5Gエリアがあればラッキーですね。

「Rakuten Hand 5G」のレビュー

CPU性能はわずかに旧楽天ハンドが上回る

「Rakuten Hand 5G」 には、5G対応のSnapdragon 480が採用されており、Snapdragon4シリーズになっている点が気になりました。前楽天ハンドは、Snapdragon7シリーズ(Snapdragon 720G)だったからです。

「RAKUTEN HAND」と「Rakuten Hand 5G」の比較表
Rakuten HandRakuten Hand 5G
CPUSnapdragon 720G
オクタコア 2.3GHz + 1.8GHz
Snapdragon 480
オクタコア 2.2GHz + 2.0GHz + 1.9GHz + 1.8GHz

Snapdragon 480 は、(Snapdragon 720Gと比べると)クロック周波数が少し下がりましたが、メモリ性能(RAM速度・メモリ帯域幅)は良くなっています。

ベンチマーク(GeekBench5)の比較

ベンチマーク(GeekBench5)の測定値を見ていきましょう。まずは「Rakuten Hand 5G」です。

「Rakuten Hand 5G」のベンチマーク(GeekBench5)

「Rakuten Hand 5G」のベンチマーク

次に旧楽天ハンドのベンチマークです。

旧楽天ハンドのベンチマーク(GeekBench5)

旧楽天ハンドのベンチマーク

 

旧楽天ハンドのベンチマーク

旧楽天ハンドのベンチマーク

ベンチマーク(GeekBench5)の結果は、Snapdragon 720Gの方がCPU・GPU共に良い数字が出ているものの、Snapdragon 480も健闘している事がわかります。

ポケットに入れても気にならない(スリム感がうれしい)

最近のスマホは大型化が進んでいますが、「Rakuten Hand 5G」はスリムなので、ポケットに入れても違和感がありませんでした。私は(iPhoneで最軽量の)iPhone12miniが好きで、いつもポケットに入れて使っているため、このスリム感はうれしいです。

日本語変換の使い心地(濁音の入力ミスはストレス)

最初は、日本語入力は快適に入力できる、と思ったのですが、一つ大きな問題を感じました。

標準の入力アプリGboardで、素早く入力すると、濁音の入力・小文字変換の際、ボタンを押しても反応しない問題です。左下のボタンですね。

毎回ではないのですが、濁音入力・小文字変換に失敗するととても大きなストレスを感じます。

素早く入力した際のみ入力ミスが起きるため、ゆっくり入力される方には問題がないと思います。

他機種でも起きる問題なのか?

前楽天ハンドでもGboardで入力した場合、同様の現象が確認できました。ただ、前機種にはiWnn IMEが搭載されているため、この問題を回避することができました。

また、(ハイスペックの)Rakuten Big Sでは、Gboardで使っても、濁音入力・小文字変換の入力ミスは起きないので、スペックの問題かもしれません。

「Rakuten Hand 5G」で素早く文字入力したい方は、店頭で一度確認してから購入することをオススメします。また、他の日本語入力アプリを探すのもアリですね。

楽天アプリがプリインストール

「Rakuten Hand 5G」には、たくさんの楽天アプリがプリインストールされています。

楽天アプリがプリインストール

楽天アプリがプリインストール

不要なアプリはもちろん消すこともできます。アイコンを長押し、「アプリ情報」を選択して、アンインストールします。実際、消してみるとスッキリしました。

楽天アプリはアプリ毎にログインが必要です

iPhoneの場合、一度楽天のログインをしておくと、他の楽天グループのアプリに入る時に、ログインがワンタップで完了します。

楽天アプリのログイン(iPhoneの場合)
楽天アプリのログイン(iPhoneの場合)

iPhoneはワンタップログインが便利なのですが、Andoroidの制約なのか、Androidの方はアプリ毎にログインが必要でした。これは少し不便ですね。

初期設定時のみシングルサインオンあり

あとで気づいたのですが、楽天モバイル公式HPには、シングルサインオンの機能が搭載されていると記載がありました。初期設定時にmy楽天モバイルアプリにログインすると、楽天サービスの各アプリにワンタップログインできるようになるそうです。


「Rakuten Hand 5G」シングルサインオン機能

私の場合、どの段階でmy楽天モバイルにログインしたのか忘れたのですが、楽天市場アプリ・楽天ポイントアプリで確認しましたが、やはりログイン情報の入力が必要でした。

その後、楽天モバイル チャットサポートで確認したところ、初期設定時のみシングルサインオンが有効になるとのことでした。

お調べしましたところ、最初の初期設定で設定が必要のようでございますため、後からの設定はできないようでございます。

(楽天モバイル チャットサポートより)

5.1インチ有機ELディスプレイ

ディスプレイのサイズ感も見ていきましょう。ここでは、iPhone12miniと「Rakuten Hand 5G」を比較してみます。

「RAKUTEN HAND5G」と「iPhone12mini」の比較表
Rakuten Hand 5GiPhone12mini
解像度720 x 1,520 1,080 x 2,340

ファーストビューは、「Rakuten Hand 5G」の方が縦長で表示領域が広いことがわかります。

1枚目:iPhone12mini、2枚目:「Rakuten Hand 5G」
iPhone12miniの表示領域
「Rakuten Hand 5G」ブラウザ表示領域

次にスクロール後の画面です。

iPhone12miniブラウザ表示領域(スクロール後)

「Rakuten Hand 5G」ブラウザ表示領域(スクロール後)

スクロールすると、iPhone12miniの表示領域がグッと広がりました。上下の操作バーが非表示になるためです。これはiOSが優秀ですね。

Youtube見るなら横向きだけど、光が差し込む問題

「Rakuten Hand 5G」でYoutubeアプリを開くと、縦の表示領域はとても狭くなりました。

「Rakuten Hand 5G」Youtubeを表示

横向きで見てみると、ゆるやかなカーブになっているため、蛍光灯の光が気になりました。屋外では、太陽光も気になりそうですね。

「Rakuten Hand 5G」光が差し込む問題

旧楽天ハンド・「Rakuten Hand 5G」は、持ちやすさのため、ラウンドエッジと呼ばれる緩やかカーブになっています。そのため、光が差し込む原因になってしまったわけですね。

太陽光の反射も気になる

実際、外でも使ってみましたが、やはり太陽光の反射が気になりました。

表面が平らなスマホであれば、これほど反射しないので、太陽光には弱いと言えそうです。

「Rakuten Hand 5G」太陽光の反射

ディスプレイ指紋認証

画面をタップするか、ロック画面を解除すると、ディスプレイ内に指紋マークが表示されるので、かざすとスムーズに入ることができました。普段は(iPhone12miniの)顔認証でマスク外すのが面倒だと感じているので、「Rakuten Hand 5G」のディスプレイ指紋認証の方が便利だと感じました。

参考までに、(指紋認証搭載の)iPhoneSE2の場合、ホームボタンがあるので1発で入ることができます。しかし、「Rakuten Hand 5G」の方は、(画面タップ・ロック画面解除の)1段階作業が増えるわけですが、慣れればそれほど気にならないかなと思います。

ディスプレイ指紋認証のセキュリティ

「Rakuten Hand 5G」の指紋認証設定時に、以下のような注意書きが表示されていました。

注: 指紋は複雑なパターンや PIN よりも安 全面で劣る可能性があります。

ディスプレイ指紋認証のセキュリティ

この注意書きは、従来の楽天オリジナルスマホ恒例の表記になっています。指紋認証のセキュリティ精度がどの程度か気になる所ですね。

ちなみにiPhoneの指紋認証の精度は、5万分の1です。

指紋には一つとして同じものはないため、別々の指紋が、たとえそのごく一部同士であっても酷似していて、Touch ID に同一指紋として登録されることはまれです。こうしたことが起きる確率は、登録される指紋 1 つにつき、わずか 5 万分の 1 です。

Touch ID の先進のセキュリティテクノロジーについて – Apple サポート

顔認証は簡易版なのでオススメできない

「Rakuten Hand 5G」の顔認証を設定してみました。

似ている顔またはあなたの顔に似た物で端末をロック解除で きる場合があります。 顔設定のセキュリティレベルは、 指紋、パターン、パスワードより低くなります。

あっさり画像を撮影する感じで設定が完了するので、少し不安になりました。

また、指紋認証の方がセキュリティレベルが高いとのことなので、ディスプレイ指紋認証がオススメです。

「Rakuten Hand 5G」顔認証の設定画面

「Rakuten Hand 5G」顔認証の設定画面

ちなみにiPhoneの顔認証は、別人が突破できる確率は100万分の1となっています。顔認証が必要な方はiPhoneの顔認証搭載機種を選んだ方が良いでしょう。

無作為に選ばれた他人が iPhone または iPad Pro を見て、Face ID で本体のロックを解除できてしまう確率は、容姿が 1 つだけ登録されている場合、およそ 100 万分の 1 にすぎません。
先進の Face ID テクノロジーについて – Apple サポート

標準メモアプリなし

楽天モバイルスマホには、メモアプリは搭載されていません。Androidでは、よくあることみたいですね。私はひとまず「Google Keep」をインストールしました。iPhoneとメモを共有することも簡単にできて、良いですね。

Google Keepアプリのインストール

「Rakuten Hand 5G」のカメラ

「Rakuten Hand 5G」と旧楽天ハンドで撮影した写真を比較してみました。撮影タイミング等もあるので、あくまで参考です。

風景写真

和歌山の椿山レイクブリッジを「Rakuten Hand 5G」と旧楽天ハンドで撮影してみました。「Rakuten Hand 5G」の方が、青空・山の緑もはっきり写っている印象です。一方で、旧楽天ハンドは、少し明るめに撮影したため、コントラストが少し落ちる写真になっているようですね。

Rakuten Hand 5G

椿山レイクブリッジを「Rakuten Hand 5G」で撮影

旧楽天ハンド

椿山レイクブリッジを旧楽天ハンドで撮影

 

ラーメン

来々亭のラーメンを「Rakuten Hand 5G」と旧楽天ハンドで撮影してみました。

「Rakuten Hand 5G」の方が、目で見た印象と近い色合いになっています。一方で、旧楽天ハンドの方が、コントラストを強めに出しており、スープやネギの色合いが美味しそうに写っている印象です。

Rakuten Hand 5G

「Rakuten Hand 5G」カメラで撮影したラーメン

旧楽天ハンド

旧楽天ハンドで撮影したラーメン

Google Pay(Visaタッチ決済)を使う

「Rakuten Hand 5G」で、Google Pay(Visaタッチ決済)を使ってみました。

最初、画面オフした状態でおサイフケータイのように使おうと思ったら反応しませんでした。

「Rakuten Hand 5G」の画面ロックを解除した状態で、タッチすれば無事に決済ができました。Google Payアプリの起動は不要です。

おサイフケータイに慣れている方は最初戸惑うかもですが、慣れればスムーズに決済できそうです。

Visaタッチ決済は使える場所が限られていますが、イオン・マックスバリューで対応していて便利でした。また、コンビニ等で使う場合は、「Visaタッチ決済で」と言っても通じないこともありますw「クレジットカードで」と伝えた方がスムーズなようですね。

「Visaで!」と伝え、スマートフォンの画面をオンにしてから画面ロックを解除のうえ、読み取り機にかざしてください。
Vpassアプリや Google Pay アプリの起動は不要です。

セルフレジをご利用いただく場合は、「クレジットカード」を選択してください。

Visaのタッチ決済を Google Pay™ で使おう。|クレジットカードの三井住友VISAカード

「Rakuten Hand 5G」の知っておきたい操作

アプリ一覧画面を表示させたい

旧楽天ハンドの時のように、ホーム画面を上にスワイプして、アプリ一覧画面を出したい人も多いでしょう。

「Rakuten Hand 5G」アプリ一覧画面
「Rakuten Hand 5G」アプリ一覧画面

ホーム画面長押しで、ホーム設定を選び、ランチャーモード「ドロワー」を選ぶことで、アプリ一覧画面が表示できます。

「Rakuten Hand 5G」ホーム設定を表示する

マナーモードにしたい

「Rakuten Hand 5G」を初めて見た時は、マナーモードボタンがないことに気づきます。実は、音量ボタンを押すと、音量バーの上に、マナーモード切り替えボタンが表示されます。マナーオフ→バイブ→ミュートの順に切り替わります。

「Rakuten Hand 5G」マナーモード設定方法

「Rakuten Hand 5G」マナーモード設定方法(説明書より)
「Rakuten Hand 5G」マナーモード設定方法

スクリーンショットの撮り方

音量ボタン(小)+電源ボタンを同時押しするとスクリーンショットを撮ることができます。

「Rakuten Hand 5G」スクリーンショット

また、アプリの履歴一覧を表示すると、下部にスクリーンショットと撮ることができます。

「Rakuten Hand 5G」スクリーンショットの撮り方2

ただし、早くスクリーンショットを連打すると、前にスクショした画像が写り込んでしまいます。バツボタンを押すか、数秒置いてから次のスクリーンショットを撮りましょう。

「Rakuten Hand 5G」スクリーンショットが写り込んでしまう例

 

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「Rakuten Hand 5G」を見てみる

参考情報

前機種楽天ハンド(Rakuten Hand)の情報はこちらです。

楽天ハンドのラインナップ【徹底レビュー】楽天ハンド(Rakuten Hand)の使い勝手はどうですか?