近藤雄一
目次
楽天アンリミットについて
楽天は、これまでドコモ回線・au回線を借りて、格安SIM(MVNO)を運営していました。2020年4月~自社で回線を用意して、エリア外はAU回線(パートナー回線)を借り受けて、携帯事業を始めることになりました。
楽天アンリミットの特徴
楽天アンリミットは、1プランで格安をウリにしているので、とても分かりやすいプランになっています。
- Rakuten UN-LIMIT VI(楽天アンリミットシックス)の1プランのみ
- 1年間無料(300万人限定)で、2年目以降は0円〜2,980円(税別)
- 楽天エリアはデータ制限なし、AUエリアは5GB/月(超過後は最大1Mbps)
- 楽天Linkアプリ経由で通話かけ放題
2年目以降、(1GB未満)0円は1回線目のみです。
- 1回線目のみ(0〜1GB)0円・(1〜3GB)980円(税別)
- 2回線目以降は(0〜3GB)980円(税別)
となっています。
Rakuten UN-LIMIT VI(楽天アンリミットシックス)
2021年4月 MNOサービス開始から1年で、「Rakuten UN-LIMIT VI」が開始されることになりました。2020年4月8日から提供されてきた「Rakuten UN-LIMIT2.0」「Rakuten UN-LIMIT V」を踏襲しつつ、20GB未満の大幅な値下げになります。
パケットをたくさん使うユーザー以外の方で、少しパケットを使いたいユーザーにも魅力的なプランになりました。
ただ、パートナー回線エリアは5GBまで、超過後は1Mbps制限があります。そのため、「Rakuten UN-LIMIT V」の以下の特長は継続される形になります。
楽天モバイルの料金プランに向いている方は、パケット1GB未満・3GB未満のユーザー、(楽天回線エリアで)大容量を使う方、かけ放題を使う方には魅力的なプランになっています。一方で、3〜20GBは、1980円となっておりお得感は薄れますので、格安SIM(mineo等)・キャリアのプラン(ahamo等)と比較検討が必要になるでしょう。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

楽天アンリミットの完全仮想化ネットワーク
技術面では、完全仮想化 新世代ネットワークをウリにしているようですね。今までハードウェアで構成されていた部分をソフトウェア化することで、5G対応を見据えたネットワークになっているようです。
楽天アンリミットの軌跡
MVNO(格安SIM)「楽天モバイル」サービス開始。ドコモの回線を借りる形で、携帯電話事業へ本格参入となりました。
参考 楽天グループ、携帯電話サービスに本格参入 「楽天モバイル」楽天が携帯キャリア事業への新規参入を発表しました。総務省に4G用の周波数を申請し、2019年中サービス開始を目指し、キャリア事業で1500万人以上のユーザー獲得を目指すと発表しました。
参考 携帯キャリア事業への新規参入表明に関するお知らせ楽天株式会社2019年中は基地局整備の遅れが指摘され、総務省から行政指導もありながらも、まずは都市部限定5000人対象の「無料サポータープログラム」が開始されました。また、2020年1月には、2万人の追加募集がありました。
楽天モバイル(MNO)サービスである「楽天アンリミット(Rakuten UN-LIMIT)」開始されました。ついに楽天が携帯キャリア事業へ参入です!
基地局数も挽回しており、楽天モバイルの基地局数(2020年3月末時点)で4,738基地局が稼働しており、(総務省に提出している計画の)3,432基地局を上回っているとの事です。
2020年4月8日から約3ヶ月で、100万回線を突破したと発表がありました。
参考 楽天モバイル、携帯キャリアサービスの契約申し込み数が100万回線を突破楽天株式会社2020年7月8日(水) Rakuten LinkアプリのiOS版がリリースされました。対応機種は、iPhoneXR以降の機種です。これでiPhoneでも、アクティベーションが可能となり、かけ放題も対象になります。
2020年9月30日(水)、楽天モバイルの5Gサービスが、国内一部地域にて開始されました。エリアはかなり限定的のようです。
ちなみに、国内一部地域とは、東京都、神奈川県、埼玉県、北海道、大阪府、兵庫県の一部地域となっています。詳しくは、公式サイトの5Gサービスエリアをご確認ください。
参考 5Gサービスエリア楽天モバイルちなみに、2021年3月には全都道府県でサービス開始予定とのことです。また、2021年第2四半期には、5G SA(Stand Alone)方式がスタート予定で、本格的に5Gサービスが始まりそうです。
いつのまにかSIM交換手数料・SIM再発行手数料を無料になっていました。楽天モバイルはeSIMが使えるので、物理SIMとeSIMの乗り換えも気軽に行えるのがうれしいですね。
楽天モバイル プレスカンファレンスを開催して、「ZERO宣言」というキャッチフレーズで、様々な無料施策を説明しました。合わせて、契約事務手数料・MNP転出料を無料にすると発表しました。

2020年12月30日、楽天モバイルはプレスリリースで、累計契約申込者数が200万回線を突破したと発表しました。
参考 楽天モバイル、携帯キャリアサービスの契約申し込み数が200万回線を突破 | プレスリリース楽天モバイル株式会社2021年1月29日の楽天モバイル プレスカンファレンスで、すでに220万回線を超えている事が発表されました。1年間無料は、残り80万名と合わせて説明がありました。
2980円定額から、0円〜2980円の段階制プランが導入されることになりました。使わない人は無料、少し使うユーザーは980円、たくさん使っても2980円というプランになり、ますます使いやすくなりそうです。
2021年2月12日決算発表で、2月8日時点で250万回線突破した事が発表されました。
2021年3月1日まもなく300万回線突破することから、2021年4月7日にプラン料金1年間無料キャンペーンを終了することを発表しています。
参考 楽天モバイル、「Rakuten UN-LIMIT プラン料金1年無料キャンペーン」の受付を2021年4月7日(水)に終了楽天モバイル株式会社楽天アンリミットの対応エリア
自社回線の対応エリアは、都市部が中心で、首都圏・名古屋・京都・大阪・神戸あたりがエリアに入っているようです。
下記エリアマップの濃いピンクが、楽天回線対応のエリアです。
楽天モバイルの対応エリア(2020年10月20日)
楽天モバイルが与えられている電波帯域は1.7GHzで、700〜900MHz帯のプラチナバンドを持っていません。プラチナバンドは、(電波が回り込みやすいため)ビルなどがあっても電波が入りやすく、屋内にも電波が届くとされています。そのため、今後、楽天モバイルにもプラチナバンドが配分されると良いですね。
楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)のエリア・基地局については、次の記事も合わせてご覧ください。

AU回線 毎月5Gバイトのデータ繰越しは無し
AU回線(パートナー回線)は、毎月5Gバイト利用できますが、データくりこしはありません。
楽天モバイル公式サイトには、注釈で以下の記述がありました。
※4データ残量は翌月に繰り越されません。
また、チャージしたデータ容量は、「購入日を含め31日間」となっています。
参考 利用可能データ量の繰り越しについて教えてください楽天モバイル楽天アンリミットの対応機種
楽天アンリミットを利用するためには、楽天モバイル公式の端末を用意するか、非公式の対応端末を利用する方法があります。
楽天モバイル公式の対応機種
Android端末のみの提供ですが、1万円〜12万円スマホまで幅広いスペックのラインナップとなっています。
楽天オリジナル機種(3機種)
- Rakuten Mini(2020年1月23日発売)
- Rakuten BIG(2020年9月30日発売)
- Rakuten Hand(2020年12月8日発売)
国内メーカー対応機種(7機種)
- (ソニー)Xperia Ace
- (シャープ)AQUOS sense4 plus(2020年11月25日発売)
- (シャープ)AQUOS sense4 lite(2020年11月12日発売)
- (シャープ)AQUOS R5G(2020年6月18日(木)取扱開始)
- (シャープ)AQUOS sense3 plus
- (シャープ) AQUOS sense3 lite
- (富士通)arrows RX
海外メーカー対応機種(8機種)
- (サムスン)Galaxy A7
- (サムスン) Galaxy S10
- (サムスン) Galaxy Note10+
- (ファーウェイ)HUAWEI nova 5T
- (オッポ)OPPO A5 2020
- (オッポ)OPPO Reno A 128GB
- (オッポ)OPPO Reno3 A(2020年6月25日(木)発売)
- (オッポ)OPPO A73(2020年12月1日発売)
モバイルルーター(2機種)
- Rakuten WiFi Pocket(2020年12月8日発売)
- (NEC)Aterm MP02LN
- (NEC)Aterm MR05LN RW
詳しくは、楽天モバイルの製品ページをご覧ください。
参考 製品 | 楽天モバイル製品 | 楽天モバイル楽天モバイルはeSIM対応
eSIM(Embedded SIM)対応端末は、組み込み式のSIMが端末内に入っているので、物理的なSIMカードを差し替える必要がないのが特徴です。
最近のiPhoneはこのeSIMに対応しています。ところが、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)は、iPhoneのeSIM対応をしていないため、利用できません。
なんと嬉しいことに、楽天モバイルはeSIM対応してるんです。
因みにeSimは対応しております。 https://t.co/ahGCPE3ZG8
— 三木谷浩史 H. Mikitani (@hmikitani) April 8, 2020
楽天オリジナルスマホである楽天ハンド・楽天ミニ・楽天ビッグを中心にeSIMに対応しています。
最新のeSIM対応状況は、下記の楽天モバイル公式サイトをご覧ください。
参考 eSIM対応製品について楽天モバイル楽天ハンドについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

その他のeSIM対応機種にiPhoneが掲載されているため、利用できそうです。ただ、動作保証外とのことです。
非公式対応端末の対応状況を確認する
いつのまにか機種の対応状況を確認するページができていました。
楽天モバイル公式スマホ以外は、この「ご利用製品の対応状況確認」ページで対応状況を確認しておくのが良いですね。「データ通信」「通話」が使えれば、試してみる価値はありそうです。
ご利用製品の対応状況確認
また、以下のようにも説明がありました。
Rakuten UN-LIMITのすべての機能をご利用いただくためには、楽天モバイル公式スマートフォンをご購入・ご準備ください。
すべての機能を安心して使いたい場合は、楽天モバイル公式スマホの購入がオススメです。
iPhoneは動作保証外だが、使える機種もある
楽天モバイルのサイトを確認したところ、iPhone(iOS)は動作保証対象外とのことです。
Phoneは当社の動作保証外端末でございますが、iOSのバージョンや機種によって、一部機能をご利用いただけることは確認しております。
しかしながら、現在ご利用いただける機能であっても、OSやソフトウェアの更新等により、機能のご利用が制限される場合がありますので、
誠に申し訳ありませんが、当社での対応が難しい状況です。ご利用はお客様ご自身の判断でお願いします。ご利用いただける機能や、ご利用までの流れにつきましては、「楽天モバイル(楽天回線)でiPhoneを使う」をご参考ください。
「お客様自身のご判断」という事ですが、iPhoneXR・iPhoneXS 以降の機種は一部機能を使うことができるようです。私はちょうどiPhoneXRだったので、実際に使ってみることができました。
iPhone対応機種(一部機能が利用可能)
「ご利用製品の対応状況確認」から確認してみると、iPhoneXR以降の機種では、一部機能が使えることが分かります。データ通信・通話が使えるので、最低限の機能を使うことができそうです。
対応しているiPhone機種の一覧です。
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone SE (第2世代)
iPhoneXR・iPhoneXS 以降の機種は、Rakuten Linkアプリが使えるようになったため、「国内通話かけ放題」が使えます。
iPhone非対応機種
iPhoneX以前の機種は、すべての機能に対応していないようですね。
iPhoneX以前の機種は非対応
非対応のiPhone一覧はこちらです。
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone SE (第1世代)
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
楽天アンリミットはテザリングが使える
楽天モバイルでは、申込不要でテザリングが使えます。
テザリングとは、楽天モバイル端末を介して、他の端末でインターネットができるサービスのことです。例えば、Rakuten MiniをWi-Fiルーターとして使用して、他のスマホでインターネットをする等です。
- Wi-Fiテザリング
- USBテザリング
- Bluetoothテザリング
楽天アンリミットの初期費用・キャンペーン・解約について
楽天アンリミットの初期費用
発生する費用は、端末費用のみです。すでに対応製品をお持ちの方は、端末費用はいらないため、無料で始めることができます。

楽天アンリミットのキャンペーンまとめ
楽天アンリミットのキャンペーンでお得感のあるキャンペーンは、以下の3つです。
- だれでも5,000ポイントプレゼント
- 製品購入でポイント還元キャンペーン(最大20,000ポイント還元)
- Rakuten UN-LIMITご紹介特典(紹介者 1,500ポイント / 紹介される方 1,000ポイント)
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

契約解除料・解約は無料
トップページに以下の表記がありました。解約料がかからないのは、うれしいですね。
ご満足いただけなければいつでも解約可能
解約料は一切かかりません。
※6 Rakuten UN-LIMITプランの契約解除料は無料。製品代等は別。
楽天アンリミット 設定編
楽天アンリミットのAPN設定(楽天モバイル公式スマホの場合)
楽天モバイル公式スマホの場合、APN設定は不要となります。入れるだけで使えるのは安心ですね。
楽天モバイルで購入された製品は、自動的にインターネット通信接続が完了しますので、お客様にAPN設定を行っていただく必要はございません。
自動でAPN設定が完了しない場合は、以下のページをご確認ください。
参考 SIMカードをスマートフォンにセットしても開通しない場合 | お客様サポート楽天モバイルAPN設定がうまくいかない場合、以下の項目を確認するように、説明がありました。
- SIMカードを入れてから数分待つ
- 再起動と機内モードのオンオフを試す
- ソフトウェアアップデートを行う
楽天アンリミットのAPN設定(楽天モバイル公式スマホ以外の場合)
楽天モバイル公式のAPN情報は、以下のページです。手動設定を行われる方などは、参考にしてみてください。
参考 APN情報を確認したい | よくあるご質問楽天モバイルまた、(試したい機種の)同機種で試された方の情報を探すのもアリですね。
楽天モバイル公式の端末に設定する
Garaxy A7
楽天モバイル公式のGaraxy A7に設定をしてみました。SIMカードを挿して、Wi-Fi設定・Googleアカウント設定などを行いました。
あとは2つの公式アプリ「my楽天モバイル」「楽天リンク」をインストールして、準備完了です。
参考 Galaxy A7 | 各種製品の初期設定楽天モバイル楽天ミニ
楽天モバイル公式のeSIM端末である楽天ミニの設定も行いました。楽天ミニは、eSIMなのでSIMを入れる必要はありません。
また、Wi-Fi設定・Googleアカウント設定を行うのは一緒ですが、「my楽天モバイル」「楽天リンク」プリインストールされているので、アップデートを行うだけでOKです。
参考 Rakuten Mini初期設定方法楽天モバイル非公式対応端末(iPhone)に設定する
iPhoneは、iPhoneXR以降の機種で、楽天アンリミットの一部機能に対応しています。そこで、iPhoneXRに楽天アンリミットのSIMカードを設定してみました。
まず、SIMカードを挿すだけでデータ通信が利用でき、驚きでした。あとは、VoLTEの設定、テザリングするためにAPN設定が必要でした。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

楽天アンリミット レビュー
楽天アンリミットを、iPhoneXR・Garaxy A7・楽天ミニで、実際に使ってみました。Garaxy A7・楽天ミニは、楽天モバイル公式スマホになります。
iPhoneのレビュー
iPhoneXRで、楽天アンリミットを使ってみました。データ通信はAU回線が使えることもあり、快適でした。
AU回線を使えるので、お昼の時間も遅くなることもないので、快適でした。楽天エリアで過ごされている方は、容量を気にしなくていいのがうらやましいです。
あと、VoLTEの設定を行うことで、アンテナピクトも表示され、電話も問題なくできました。
楽天モバイル公式スマホ(Garaxy A7)レビュー
楽天モバイル公式スマホとしてオススメなのが、Garaxy A7です。
Garaxy A7は、6インチの有機ELディスプレイに、トリプルカメラ(広角・超広角・深度)、バッテリー大容量(3500mhA)、7.5mmと薄くノッチ(切り欠き)無しと高機能な端末になっています。これだけの機能が揃って17,000円はコスパはかなり良いと思います。
ただ、無い機能としては、おサイフケータイ・ワイヤレス充電・防水などはありません。
実際使ってみると、iPhoneXRよりも薄くて、割と使いやすい印象です。楽天モバイルをフル活用するには良いスマホに仕上がっていると感じました。
あと、私はふだんiPhoneXR(液晶)を使っているので、Garaxy A7の有機ELディスプレイを見ると、文字がクッキリ見えるし、動画もきれいに見えるなと感じました。
一方で、有機ELディスプレイなので、文字スクロールが少しにじむ印象を受けました。iPhoneXやiPhone11などの有機ELディスプレイもにじむように感じるので、これは仕方ないですね。
楽天ミニ(Rakuten Mini)のレビュー
もう一つ楽天モバイル公式スマホで注目を浴びているのが、楽天ミニです。
楽天ミニは小さくてカワイイ印象で、79gとガラケーよりも軽くて持ち運びしやすい魅力があります。おサイフケータイとしても使えるのはうれしいですね。
一方で、画面サイズが小さいため、ウェブサーフィンのスクロールはかなり多めです。とはいえ、解像度は1280×720と十分あるので、一通りのアプリは使えると思います。実際、YoutubeやGoogleマップは十分使えると感じました。
バッテリーは1,250mhAと少なめなので、ライトユース向け(たまに使う程度)なら、オススメのスマホです。一方で、テザリングをして、モバイルルーター利用する場合は、モバイルバッテリーを持ち歩く必要が出てきそうです。
さらに、詳細な楽天ミニを使ってみたレビュー記事は、こちらをご覧ください。

楽天アンリミットのよくある質問など
スピード測定(パートナー回線AUエリア)はどれぐらいですか?
2020年4月9日(木)に、(参考までに)朝・昼・夜と3回ずつスピードテストしてみました。(端末はiPhoneXRを利用、パートナー回線AUエリアにて)
下り10Mbps前後、応答速度(ping)は40ms前後でした。若干、応答速度(ping)が遅いような気もしますが、十分使えそうです。格安SIMの場合は、昼間(12時台)はとても遅くなるので、速いのはやっぱり嬉しいですね。
スピード測定(8:30頃)
スピード測定(2020/04/09 8:30頃)
スピード測定(12:30頃)

スピード測定(2020/04/09 12:30頃)
スピード測定(18:00頃)


スピード測定(2020/04/09 18:00頃)
スピード測定(楽天回線エリア)はどれぐらいですか?
2020年6月10日 14時頃、楽天回線エリアで利用する機会がありましたので、(参考までに)スピードテストをしてみました。
下りは安定して、20Mbpsが出ており、とても快適でした。ただ、応答速度は、45ms〜51msと遅いのはパートナー回線エリアと同様でした。(このあたりは、測定日時やエリアによっても大きく違う可能性もありそうなので、あくまで参考としてご覧ください。)
楽天回線とAU回線、どちらに接続されている?my楽天モバイルで確認
楽天モバイル公式スマホ Garaxy A7で、my楽天モバイルアプリを利用してみました。
my楽天モバイルアプリ(Androidのみ提供)で、楽天回線かAU回線(パートナー回線)、どちらに接続されているか確認することができました。
ちなみに、iPhoneはアプリがないため、WEBページ上で、my楽天モバイルの情報を確認することができます。
my楽天モバイルアプリで、楽天回線・AU回線を確認する
楽天回線エリアなのにパートナー回線に接続されている場合の対処法
Garaxy A7と楽天ミニを持って、楽天回線エリアに入ってみました。そうすると、楽天ミニのみ楽天回線エリアと表示され、Garaxy A7はパートナー回線エリアのままでした。
そこで、Garaxy A7の機内モードをオンにして、電波関係を一旦遮断してみました。その後、再び機内モードをオフにすると、無事に楽天回線エリアに繋がりました。
ちなみに、楽天モバイル公式スマホには、「接続回線の自動切替(楽天回線・パートナー回線)」の機能があります。
ただ、自動切り替えできなかった場合は、パートナー回線エリアの容量を消費すると記載がありました。
楽天回線エリアでの、楽天回線への自動接続機能です。自動接続ができない場合、楽天回線エリアでもパートナー回線エリアのデータ容量5GB/月を消費する場合があります。
(AU回線)データ残量が少なくなるとお知らせメールがくる
データ残量が400Mバイトになった時に、楽天モバイルからデータ残量のお知らせが届きました。
タイトルは、以下のとおりです。
[楽天モバイル]パートナー回線エリア(国内)のデータ残量のお知らせ
お知らせ内容は、次のような内容でした。
楽天モバイルの公式サイトを確認すると、通知の条件は、以下のとおりです。
残容量の通知の条件は下記の通りです。
1.ご契約プランの付与データ量が20%を下回った時
例:契約プラン2GB→残容量が400MB以下
2.ご契約プランの付与データ量が10%を下回った時
例:契約プラン2GB→残容量が200MB下以下
3.すべての容量を使い切ったとき
例:残容量が0GB※4/22より順次、パートナー回線エリア(国内)のデータ容量が2GB/月から5GB/月へ増量されます。
追加でデータ容量を購入することも可能で、1GBあたり500円となります。
(AU回線5Gバイト超過後の)1Mbps制限の使用感について
楽天アンリミットでは、AU回線のデータ使用量5Gバイトを超えると、1Mbpsに制限されます。1Mbps制限時の使用感について見ていきましょう。
スピードテスト結果(バースト転送機能が嬉しい)
(1Mbps制限時の)スピードテストをしてみた結果は、次のとおりです。
安定して、1Mbpsが出ていることが分かります。特に初速がとても早いので、バースト転送機能が実装されていそうです。
バースト転送機能について
楽天モバイル公式サイトを確認しましたが、バースト転送機能に関する記述は、見つけることができませんでした。
(参考までに、他社ですが)格安SIMのmineoの場合、バースト転送機能が実装されており、低速通信時でも(はじめの)75KB分は、高速通信と同じ速度が出るようになっています。
バースト転送機能とは、低速通信時に通信しはじめの75KB分(※2)は高速通信と同じ速度がでる機能です。mineoではサービス開始時から導入しています。
※2 時間にして、一瞬~数秒程度(高速通信の速度に依存)
私は、mineoを使っていますが、(Google検索など)非常に軽いサイトは、サクッと表示することができます。これはバースト転送機能のおかげですね。
おそらくこのバースト転送機能が、楽天モバイルでも実装されているのでしょう。
ネットサーフィン
ネット閲覧については、割と使える印象です。安定して1Mbpsが出ているようで、ニュースサイト等を見ても、ストレスなく閲覧することができました。(高速通信に比べれば、多少表示が遅いとは感じますが、比べなければ特に問題を感じませんでした。)
ただ、画像が多いサイトについては、画像の読み込みに少し時間がかかる場面もありましたが、ストレスを感じるほどではありませんでした。
YoutubeやLINE
Youtubeについては、読み込みに時間がかかりますが、再生は行うことができました。環境によって、標準画質(480p)で再生できる事もあれば、低画質(240p)で再生されることもありましたが、スムーズに再生することができました。
また、LINEトークは、サクサクやり取りできました。
1Mbpsと高速通信の違い
参考までに、楽天モバイルの旧プラン「スーパーホーダイ」のページに、1Mbpsと高速通信の違いについて、説明がありました。楽天アンリミットのAU回線の1Mbps制限についても、この表に近い感覚でしたので、参考になるかと思います。
楽天リンクの使い心地はどうですか?
(パートナー回線エリアで使ってみた感想ですが)通話も安定している印象があり、通常の電話・SMSとして使えそうです。
一度だけですが、ネットワーク品質が最適でない時があり、このときは明らかに音質が悪くなることもありました。(常用していないのでどの程度の頻度で起きるかは分かりません)
楽天リンク(Rakuten Link)アプリを使い忘れると電話・SMS送信が有料になります
楽天アンリミットでは、楽天リンク(Rakuten Link)アプリが提供され、(楽天リンク経由で)電話かけ放題・SMS無料となっています。逆に言えば、楽天リンクを使わない方法で、電話・SMSをしてしまうと、有料となります。電話は30秒20円、SMS送信 1通3円ですね。
Androidスマホ(Garaxy A7)を使っている時に、不意に楽天リンクではなく、別のメッセージアプリからSMSを送ってしまっていました。これからは、必ず楽天リンクアプリから、電話・SMSをするようにしたいと思います。
田舎でも楽天アンリミットを使うことはできますか?
私も山間部の田舎に住んでいますが、便利に使うことができています。楽天アンリミットは、AU回線が使えるので、田舎でも利用することができます。
AU回線は、1ヶ月でデータ容量5GB使うことができ、5GB超過後は1Mbpsが使えるので、割と十分な印象です。10GB以上使うヘビーユーザーには少し物足りないかもしれませんが、使い方次第だと思います。1年間無料の間に試してみて、良ければ続けるのが良いでしょう。
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