お店で導入!和歌山で始まる統一QRコード「JPQR」まとめ【2019年度】

お客さま

お店でキャッシュレスを導入したいと思っています。JPQRって良いですか?統一QR「JPQR」普及事業について詳しく教えて下さい。
和歌山で行われた2019年度の”統一QR「JPQR」普及事業”の情報についてまとめてみました。それでは詳しく見ていきましょう。

近藤雄一

MEMO
(2019/08/30追記)統一 QR「JPQR」普及事業の申込期間が延長になりました。従来の予定では「申込期限は2019年8月31日」でしたが、「申込期限は2019年10月31日」になりました。

JPQRとは何か?

最近、PaypayやLINE Payで話題なのが、QRコード決済です。

このようなQRコードを店舗に置いておき、お客様にスマホで読み取り、金額を入力してもらう方法が主流です。

機材が不要なため、初期費用がいらない、また手数料が安いのが魅力です。

ただ、決済事業者ごとに、QRコードが必要なのが難点です。そこで、QRコードの統一規格 JPQRができた訳ですね。

和歌山では、以下の7事業者に対応しています。

  • auPAY
  • Origami Pay
  • J-Coin Pay
  • ゆうちょPay
  • メルペイ
  • LINE Pay
  • d払い

一つのQRコードにまとめられるのが、JPQRの良いところですね。ちなみに、「ご利用可能な決済サービス」は、お店で対応した決済サービスのシールを貼る形になります。

JPQRのメリット

一つのQRコードにまとめる事ができる

やはり最大のメリットは、一つのQRコードにまとめる事ができる点ですね。

一括申し込みができる

1つの申込み書で、対応する決済サービスにまとめて申し込めるのは良いですね。

同時に、キャッシュレス還元事業の申込みもできます。

お客様のニーズに合わせて、幅広いQRコード決済に対応したいお店にとっては、とても便利ですね。

決済手数料優遇

JPQR普及事業の期間中(2019年8月~2020年6月)は、決済手数料(最大1.8%)となります。通常よりお得な決済手数料で使えるわけですね。

決済サービス毎に手数料は違ってくるので、説明会等に参加して、確認してみましょう。

MEMO
(2019/08/30追記)手数料優遇期間の延長が発表されました。優遇期間が2020年1月末から5ヶ月間延び、経済産業省のポイント還元事業が終了する来年6月末まで延長となりました。

JPQRのデメリット

事業開始時に事業者が揃っていない

総務省の発表した資料によると、事業開始時(2019年8月1日)には、すべての決済サービスが使えるわけではなさそうです。

決済サービス名提供開始予定日
auPAY2019年10月1日
Origami Pay2019年8月1日
J-Coin Pay2019年8月1日
ゆうちょPay2019年10月1日
メルペイ2019年8月1日
LINE Pay2020年2月末
d払い2019年12月以降
MEMO
(2019/08/30追記)
LINE Payとd払いは、提供開始が遅いため、(JPQR対応が完了するまでの間に使える)独自QRが配布される事になりました。

 

入金確認が大変

現在、PaypayとLINE payの2つを利用していますが、それぞれの入金確認が必要になります。これがけっこう面倒に感じています。

仮に、JPQRを導入しても、それぞれの契約になるため、入金確認が大変になる事が予想されます。

統一管理画面に頼らない方がいいかも?

統一管理画面が提供される予定のようですが、一部の事業者で対応していないようですので、事前に確認しておいた方が良さそうです。

また、事業実施期間後の運用については決まっていないため、統一管理画面に頼りすぎるのもよくないかもしれません。

複数の口座が必要になる

以下の決済サービスは、指定の銀行口座があるようです。

  • J-Coin Pay
  • ゆうちょPay

そのため、2つ~3つの銀行口座が必要になります。

銀行口座を増やしたくない場合は、「J-Coin Pay」「ゆうちょPay」を使わない方法もありそうですね。

Paypayは非対応

Paypayは、JPQR普及事業に参画していますが、コンビニなどでよく使われる「利用者提示型」のみ対応になります。お店の人が、バーコードリーダーで読み取ってくれる方法ですね。

そのため、ここで紹介している「店舗提示型」では、Paypayをまとめる事はできないようです。

ちなみに、各コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)・オークワ・松源では、「利用者提示型」(CPM方式)に対応するそうです。

CPM方式は、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの各コンビニで利用可能となる。これらコンビニチェーンでは、普及事業が行われる4県だけでなく、全国の店舗で8月1日にJPQR対応へと一斉に切り替えられる予定だ。また、キックオフイベントが開催された和歌山県では、スーパーマーケットチェーンのオークワと松源の各店舗でもCPM方式が利用可能となる。

コード決済統一規格「JPQR」始動。キャッシュレス日本一を目指す和歌山 – Impress Watch

まとめ

JPQRは、一括申込みでき、一つのQRコードにまとめる事が便利です。幅広い決済サービスを提供したい場合は検討する価値がありそうです。一方で、デメリットで見てきた項目は事前に確認しておきましょう。

非公開: JPQR以外で、お店でキャッシュレス始まるなら何がいい? 2019年夏~和歌山で統一QRコード決済(JPQR)の実証実験が始まります 参考 「統一QR「JPQR」普及事業 キックオフイベント」の開催総務省 参考 総務省 統一QR「JPQR」普及事業 導入店舗向け説明会のご案内和歌山県 参考 総務省 統一 QR「JPQR」普及事業の変更について(2019年8月30日)(PDF)総務省